社長は男子高校生

株式会社飛脚堂の社長は男子高校生です。

「ヤンキーを見たことがない中学生」から分かるローカルギャップ

水戸と東京では違うんです。なにが違うかって、免疫力が違う。

 

水戸の中高生と東京の中高生

この前ピクタソンに来ていた中学3年生(某私立中)3人と話しました。おじさんたちと彼らと話して、今の中高生と大人はこんなにジェネレーションギャップがあるんだ!と話していてふと気づいたこと。

 

水戸に住んでいるぼくと東京に住んでいる彼らともギャップがある。

 

彼らは、ヤンキーを見たことがないそうです。

 

茨城には普通にいます。ヤンキーという言葉は悪いけど、バカやってる友達なんて近所に住んでます。でも、東京の中高生、特に進学校や私立校にかよっている彼らは、そういった友達とまず関わりがない。幼いころあったとしても、近所付き合いがあまりない都心部では、時が経つにつれて切れてしまう。ぼくの住んでいるところならば、夏は近所の祭りがあって、大抵顔を合わせます。酔っぱらいから赤ちゃんまで。でも、東京はそんな近所付き合いなんてないし、近所の祭りにコミットしなければいけないわけでもない。

 

とりあえず、彼らの「ヤンキーを見たことがない」という現象を、ジェネレーションギャップに対して、ローカルギャップと命名します。

 

ローカルギャップ

きっと(というか確実に)、彼らはヤンキーとの付き合い方を知らない。彼らはそもそもそういう人たちと関わりがないので、彼らにとってヤンキーは別の人種と言っても過言ではない。別にヤンキーでなくたって、茨城の人だって未知の人種。茨城の人は、訛りが強いんだろうな、とか田舎臭いんだろうな、とか思われている。

 

ぼくは彼らが羨ましいです。だって、東京に住んでいれば、自分の興味のあるイベントなんて毎週末山ほどあるし、自分の興味を追求出来るし、やりたい事はやれる。東京という地だからこそ出来る利点です。

 

でも、やりたくないこと、見たくないこと、見なくても良いことは徹底的に避ける。避けなかったら、東京という情報の海に飲み込まれてしまいます。だから、自分にとって興味のない情報は切り捨てる。それは東京に住んでいれば至極当たり前のことだし、ましてや進学校ともなれば自由な時間は少なくなる。だから、彼らはヤンキーとの付き合いを知らない。

 

だからヤンキーと付き合えってことじゃないです。誰とでもなりふり構わず付き合えとは言っていません。違います。ぼくが言いたいのは、ローカルギャップはこれほどまでに格差があるということ。だから東京に住んだほうが良い、水戸に住んだほうが良いという話ではなく、こういう格差があるよ、というお話でした。