社長は男子高校生

株式会社飛脚堂の社長は男子高校生です。

「みんなに同じように接しようね」なんて無理に決まってる

[amazonjs asin="4478023999" locale="JP" tmpl="Small" title="伸びる子の育て方"]

 

品川女子学院校長の漆先生が書いた「伸びる子の育て方」という本がとても良かったのでご紹介。

居場所が複数あると、「こちらでうまくいかないことがあったときには、あちらで」という具合に、心のバランスを保つことができます。ーよく「裏表があるのはよくない」と言われますが、裏表はあって当たり前ではないでしょうか。大人でも家庭と職場など、場や相手によって態度は変わるものです。

生徒が「キャラ変え」という言葉を使っていましたが、ひとりの人間のなかにも、いろいろな側面があります。よい悪いと断じずに、受け止めてあげたいです。

 

そういえば誰にでも同じって無理だよね。

よく小学校の先生が「人によって接し方を変えてはいけない」とか「みんなに同じように接しようね」とか言う。

 

「なんで◯◯君には優しいのに、□□さんには素っ気ないの!ダメでしょ!」とかね。「実際問題先生も俺とアイツじゃ態度違うじゃん」と思っていたけど口に出さなかったのを思い出します。最初から先生が、色々な側面があるから、態度は変わるものだよ、と教えてくれたらよかったのに。

 

それはさておき。居場所が複数あるってのは、リスク分散と似たようなものでしょうか。居場所をたくさん持てば持つほど、1つがダメになっても残りがある、のような。いや、ダメになる前提で居場所をたくさん持つわけではないけど。

 

必要とされているキャラ

それぞれの居場所でその人の活かされる能力は違ってきます。それぞれの居場所を構成するメンバーが違うから、当たり前のこと。向こうではいじられキャラだけど、こっちでは甘えん坊キャラというように。その居場所の数だけキャラがあって、それぞれ必要とされているキャラが違う。いつもいじられキャラとか、いつも甘えん坊キャラというのは、相手も困惑するし、自分も疲れる。いや、自己ブランディングでこういう印象を強く付けたいって言うのならそれでもいいのかも知れなけど、それでも疲れる。

 

僕もこっちのグループでは「飛脚くん」とか呼ばれて、向こうのグループでは「よしのり」と呼ばれるように、必要なキャラが違う。学校では暗い奴が、部活動で明るいってのはキャラを使い分けているだけ。「ネットとリアルで性格が違う」奴なんているけど、それも仕方ないことなのかもしれません。

 

じゃあどうやってキャラを作るのさ

その居場所でのキャラは、自然と作られてくるものだと僕は考えます。場の空気がキャラを決定してるとしか言えない。だから、同じ一発ギャグをやっても、笑いが取れる居場所と取れない居場所がある。別に取れない居場所の空気が悪いのではなく、空気が僕をスベリキャラとしているだけの話。「この場所だとこういうキャラだけど、このキャラ疲れるんだよなぁ」と思っているのなら、その居場所を離れればいいだけ。

 

疲れたなら、別の居場所を作るなり、他の居場所に行くなりしてね。そのために居場所がいくつもあるんだから。

 

[amazonjs asin="4478023999" locale="JP" tmpl="Small" title="伸びる子の育て方"]