本を読むときはちょっと一手間、読書の目的を作ろう。
シャチョダンのハナワです。皆さんは本を読むとき、どのような心構えで読んでいますか?ちょっとした心がけで、あなたの読書が有意義に変わるかもしれません。
無意識の目的を言語化してみよう
本を買ったり、本を借りたりするとき、必ず何かその本を手に取るための動機があったはずです。「面白そうだから」「これに興味があるから」など。それは無意識下で働いていて、意識の上には来ないかもしれません。
でも、その言語化されていないものを言葉にして、目的をしっかりと理解すると、より良い読書ができます。
例えば、パッ、と目に付いた本があるとする。なんでも良いです。でも、そのふと目に付いただけの本だったとしても、何か無意識的に目的があったはずです。例えば、自分の興味があったから目に入ったとか、仕事で必要な分野だったから足を止めたとか。
そういった、ふとした拍子に買った本を読み始める前に、目的を言語化するべきです。
書くことを躊躇わないなら、表紙にこの本から得たいこと、この本に期待することを大きく書いてしまえば忘れません。もちろん付箋に書いて貼っても同じです。
言語化することのメリット
「こういった知識を得たいです」「これを期待しています」と書くことにより、自分が必要としている情報が明確になります。本から得たいものも自ずと決まってきます。
そうすると、意識的に目的の情報を探すようになります。本の中でも、必要のない部分は飛ばしたり、目的の情報は自然と目に入ってきます。
「必要のない部分は飛ばしていいのか」と思われがちですが、別に飛ばしたいなら飛ばしたって良いです。
本を読むときに、ぼくが気をつけていることは、「なんとなく良かったな」で終わらせないことです。「良かった」「面白かった」「感動した」などの小学生並みの感想(小並感)だけで終わらせると、本の中身がすっぽり抜け、何の本を読んだかわすれてしまいます。
ワンセンテンスでも、その本から分かったなら儲けものです。だから、いらない部分はすっ飛ばしたって良いんです。自分の興味のある部分が途中からなら、そこから読み始めれば良いんです。
いかがでしたか?ほんのちょっと、言語化するだけでも、読書の質が違ってきます。
ただしこれは、一般的にビジネス書に有効な方法です。小説こそ、純粋に面白そうだから読んでみるもの。目的なんてくそくらえ。
次回の読書ログから目的も一緒に載せます。